興聖寺(函南町)
興聖寺(こうしょうじ)【函南町】
函南町塚本森山の北に位置する興聖寺。
寺内には函南町指定民俗文化財・マリア像と襖絵があります。
・厨子に納められたマリア観音像
(像の高さ17cm、幅15.5cm、奥行13cm)
キリスト教は江戸時代の徳川幕府の禁教方針や鎖国政策により、その信者は過酷な弾圧を受け首切りなどの刑に処せられました。
こうした迫害を受けながらも、密かにキリスト教を信仰し続けた人々は隠れ切支丹と呼ばれ、聖母マリアやマリア観音像を崇拝していました。
この像は漆喰で作られ、マリアの冠の中にはクルス(十字架)がつけられています。
隠れ切支丹たちが子育て観音と偽り、命がけで守ってきた歴史的背景をもつもので、全国的にも現存する例は殆どないとても貴重な像です。
(三島山里倶楽部HPより 抜粋)
館館(函南町)
館館(たてやかた)【函南町畑毛】
大仙山城跡の山裾、北に位置し、比高約20mの独立丘状を呈する丘一帯に小字館と呼ばれる所がある。
文献には見当らず、現状は畑であるが、遺構は明確ではない。
中央部に白山神社が所在するが、この部分付近が中心と考えられる。
南に近接して大仙山城が所在しており、この城跡に関係する例えば西原氏等の館跡とも考えられる。
香徳寺の石仏群(函南町)
香徳寺の石仏群【函南町】
香徳寺は、奈古屋に在る国清寺の三末寺のひとつであるが、肥田集落に在った庚申塔・地蔵・観音など石仏を祀っている。
柏谷城かしやじょう(函南町)
柏谷城かしやじょう
柏谷向原から谷をひとつ隔てた東側の比高約30mの城山と呼ばれる山上で、現在は宅地造成により大部分が破壊されている。
さらに東は来光川を隔てて大仙山城に近接している。
『増訂豆州志稿』によれば天正18年(1590)豊臣氏の小田原の役の時、韮山城攻撃のため、この地に陣を築いたと伝えられる。
桑原・三十三所観音霊場(函南町)
桑原・三十三所観音霊場【函南町】
文化3年(1806年)、長源寺の左手の裏山中腹に、西国三十三所観音霊場が開かれました。
西国三十三所は、和歌山県那智勝浦町・那智山青岸渡寺を発願寺、岐阜県揖斐川町・谷汲山華厳寺を結願寺とする三十三か所の観音菩薩を巡拝するものです。
桑原の三十三所観音霊場は、小規模な観音霊場として、年齢や経済的理由で遠出が出来ない近在の農民が巡拝したものです。
(三島山里倶楽部HPより 抜粋)
浜松店053-453-6541
静岡店054-251-1728