現金主義で貯蓄上手!②
■家、生命保険、車は本当に必要か
お金の使い方の中でも、特にスケールが大きく、ローンを組んで長期にわたって返済を続ける人が多いのが、住宅、生命保険、車という人生の三大支出です。
持ち家と賃貸住宅、どちらが有利でしょうか。
投資対象として見た時、その不動産の価格が高いか、安いかで判断するのがよいでしょう。
日本では、物件本来の価値に対して高い価格で不動産を買う人が多いのではないでしょうか。
さらに、不利な条件の住宅ローンを組むことで、1,000万円を超える損を被っているのです。
住宅ローンという金融商品においては、銀行の儲けの分が借り手の損になります。
例えば、銀行間で取引をする市場金利が1%で、住宅ローンの金利が2%ならば、ローン残高に対し、毎年1%の損が追加されるのです。
それに「自分のもの」になるのは、20~30年かけてローンを払い終えた後の中古住宅です。
一軒家ならまだ土地としての価値が残りますが、マンションの長期的な資産価値には大いに疑問があります。
【日経マネー2014年12月号参考】
